デートでボウリングはアリ?盛り上がる人と気まずくなる人の差

ゴロゴロと低い音を立てて、球がレーンを進んでいく。
いける、と思った次の瞬間、右へそれて溝の中へ。
ピンは一本も揺れないまま。
読者モデルのゆうかは、その場で両手に顔をうずめた。
25歳、2回目のデートでの出来事です。
誘ってきたのは相手で、久しぶりにやろうよ、の軽いノリからでした。

ボウリングに誘われると、ちょっと身構えない?
運動オンチなのがバレたら終わる…
誘う側だって、子どもっぽいと思われないか内心落ち着かないもの。
会話が持つのか、相手は楽しんでくれるのか。
午後、私の何気ないひと言からボウリングの話になった。

目次

ボウリングデートはアリ?初デートでも会話に困らないわけ

溝に落ちた球が、二人の空気をほどいた

ゆうかは、ボウリングをほぼやったことがなかった。
1投目も2投目も、球は迷わず溝へ一直線。
(はぁ…最後までずっとガターだったらどうしよう)
指先に残る球の冷たさばかり気になっていたんだとか。

見かねた相手が、立ち位置と腕の振り方を丁寧に教えてくれた。
何度か投げて、ついにスペア。
振り返ると、相手の手のひらがもう目の前で待っていたの。
ハイタッチで指先が少し触れて、胸の奥がドキッと跳ねた。
スコアは最後まで相手が上。
それでも、次は負けないようにする、と笑い返せたんだよね。
帰りに軽くご飯を食べて、その後も何度か会う仲に。

沈黙が怖い人ほど、ボウリングに救われる

撮影スタッフのけんじは32歳。
初デートにボウリングを選んだのは、会話が続かない気がしたからです。
誘った瞬間、相手はボウリング?と目を丸くした。
ところが始まってみると、相手の表情は投げるたびにほどけていく。

これを聞いて、私は思わず手を叩いた。
カフェで向かい合う2時間、話題が尽きたら逃げ場なんてないじゃん?
ボウリングなら、投げる番が勝手に回ってくる。
相手が投げているあいだは、黙って見ていても不自然にならない。
戻ってきたら、今の惜しかった!で会話がまた転がり始める。
沈黙が、ただの待ち時間に化けるわけ。
話すのが苦手な人ほど、この順番に背中を押されるっしょ。

もうひとつ、ベンチの座り方も効いてくる。
レーンを向いて横並びに座るから、目を合わせ続けなくていい。
同じ方向を見ながらしゃべるほうが、本音って口からこぼれやすいんだよね。

初デートでもアリかと聞かれたら、私の答えは条件付きのイエス。
相手が体を動かす遊びを嫌っていないこと、それだけは先に確かめておきたい。
いちばんハマるのは、一度食事をして人柄がつかめた2回目のデート。
ゆうかが、まさにその順番でした。

下手でも楽しめる?ガター連発の人ほど近づける

インフルエンサーのみおは27歳。
相手が上手すぎて、最初から勝てる気がしなかった。
投げ放題の店で何ゲームも重ねるうちに、点差は開くばかり。
相手はターキー、自分はガターの山。
もう無理、と笑いながらベンチに崩れ落ちた。
すると相手が、じゃあ俺が教えるよ、と隣に立つ。
フォームを直すために添えられた手と、近すぎる距離。
耳の先まで熱くなるのが自分でもわかった、とみおは照れ笑い。
結局スコアは負けたまま。
なのに別れ際、またやろう、と言ってきたのは相手のほうでした。

後輩スタッフのあやかも、24歳の初心者組。
相手は、球を放つ姿がプロ並みにきれいな人だった。
こうやって投げるんだよ、と何度も見本を見せてもらったのに、ピンはなかなか倒れない。
次はもっと力を抜いて、と言われて、ようやくコツが指に乗ってきた。
スペアが出た瞬間、二人そろって、やった!
気づけば自然にハイタッチ。
あやかの記憶に残っているのは、点数より隣で笑っていた時間のほう。

下手でいいんです。
教わって、できて、二人で喜ぶ。
この流れが一回のデートで何度も起きるんだから、近づかないほうが難しいでしょ。
誘う側は、下手でも笑える遊びだから、と最初に添えておくといい。
ゆうかの相手が最初にかけた、あの軽いノリの誘い文句もお手本でした。
上手い前提じゃない空気が、その一言でつくられるの。

上手い人ほど要注意、ボウリングデートの空回り

ストライクのあとのフォーム解説はいらない

さっきのけんじ、実はこの日ちょっとやらかしてるの。
学生時代によく投げていた彼は、その日ストライクを何回も出した。
相手が、すごい、と拍手してくれる。
すっかり気をよくして、聞かれてもいないのにフォームまで実演してみせたの。
(あの時の俺、完全に調子に乗ってたよな…)
帰り道で我に返って、自慢しすぎたと反省したんだとか。
相手は、楽しかったよ、と言ってくれた。
それでもけんじは、次のデートを食事にしようと自分から切り出しています。
聞いているこっちまで背中がむずがゆくなったわ(泣)

拍手は、一回目がいちばん気持ちいい。
二回目、三回目と続くと、相手の手が疲れていくだけなんだが?
ストライクを取ったら、小さくガッツポーズして席へ戻る。
それくらいの温度で十分すぎ。
上手さなんて、自分で語らなくても画面のスコアが勝手に語ってくれるし。

じゃあ、わざと手を抜いて負ければいい?
それは逆効果だと私は言い切れる。
不自然なミスは、意外とすぐ見抜かれるもの。
本気で投げたうえで、相手のいい一投をちゃんと拾って褒めるほうがずっと伝わる。
今の真っすぐだったね、と具体的に言われたら、誰だって次の一投に力が入るでしょ?

頼まれていないアドバイスは、楽しさを削る

28歳のヘアメイク、ことねは、教えられる側で疲れ切った一人。
本人は、ただ楽しく転がしたかっただけ。
なのに、もっとこう投げたほうがいい、と何度も指摘が飛んでくる。
最初はありがたく聞いていたんだよね。
それが三回、四回と重なるうちに、笑顔を作る頬が引きつってきた。
(今日はただ遊びたかっただけなのにな…)
帰りに、また行こう、と言われても、返事が喉の奥で止まった。
次に会う場所は、ボウリングではなくカフェ。
相手が、前のときはごめん、と謝ってくれて、ようやく肩の力が抜けたんだって。

教えるのは、相手から聞かれたときか、明らかに困っているときだけでいい。
みおの相手は、もう無理と崩れ落ちた瞬間に手を差し出した。
あやかの相手も教える回数は多かったのに、スペアの瞬間は一緒に声を上げている。
同じアドバイスでも、出すタイミングと、できた後の喜び方でコーチにもお節介にもなるの。
上手い側こそ、教えたい気持ちを半分ポケットにしまっておいてほしい。

誘う前に確かめたい、ボウリングデートが裏目に出る相手

体を動かすのが苦手な人には、ただの我慢大会

カメラマンのしんやは34歳。
初デートでボウリングを選び、見事に空振りした。
店に着いてから、相手が申し訳なさそうに、あんまりやったことないかも。
じゃあ軽くやろう、と始めたものの、球は何度も溝へ吸い込まれていった。
途中で、もういいよ、と相手は席に座ってしまう。
しんやは一人で投げ続けた。
ふと振り返ると、相手の視線はスマホの画面に落ちている。
(え、楽しんでるのって俺だけ…?)
帰り道、あんまり楽しくなかったかな、と聞いてみた。
返ってきたのは、体動かすの苦手で、という小さな声。
その後の連絡は、目に見えて減っていきました。

下手かどうかの問題じゃないの、これ。
みおもあやかも溝に落としまくっていたのに、帰り際には笑っていた。
分かれ目は、体を動かす遊びそのものが好きかどうか。
誘う前に、最近体を動かしてる?と軽く聞いてみて。
ボウリングって何年ぶり?でもいい。
返事の温度が低かったら、迷わず別の場所に切り替える。
初デートで外したくないなら、ここだけは手を抜かないでほしいな。

当日になって相手の手が止まり始めたら、それは切り上げの合図。
一人で投げ続けるより、1ゲームで終えてお茶に移るほうがはるかに傷が浅い。
レーン代がもったいない、なんて気持ちは捨てちゃっていい。
相手の表情を曇らせてまで取り返す元なんて、ないんだから。

二人きりのはずが友達付き、それでも次につながった夜

スタイリストのりくは29歳。
ボウリングに行こう、という誘いのあとに、友達も呼ぶね、と付け足された。
二人で行くつもりだったりくは、ちょっと固まった。
レーンには相手の友達が何人も。
チームに分かれての対戦が始まり、最初は誰に話しかけていいか視線が泳ぎっぱなし。
それがスコアを競ううちに、ナイス!惜しい!と声が飛び交い始めたの。
気づけば、意外なほど盛り上がっていたんだよなぁ、とりく。
帰りに相手から、友達呼んじゃってごめん、のひと言。
全然大丈夫、楽しかったよ、と返して、次は二人きりで会う約束を取りつけた。

友達付きのボウリングは、相手の素顔が見える場所でもある。
仲間の前でどんなふうに笑う人なのか、横からのぞけるじゃん。
初対面の友達には自分から名乗って、いい一投に声をかける。
それだけで、輪の中に居場所ができていく。
ただ、人数が増えると後から知らされるのは、正直しんどい。
誘う側なら、友達が来ることは誘った時点で伝えておくのが礼儀。
そのうえで二人きりの次回をすぐ約束すれば、りくのように巻き返せるよ。

ボウリングデートを次につなげる当日の段取り

負けたほうが奢る、くらいの勝負がちょうどいい

照明スタッフのはるとは26歳。
相手と決めたのは、負けたほうがご飯を奢るというルール。
ふたを開けてみれば、はるとのスコアが思いのほか伸びて相手を上回った。
悔しい、と相手が笑う後ろで、隣のレーンのピンがカコーンと派手に弾ける。
じゃあ次は絶対勝つ、とすぐさまリベンジ宣言。
ハイタッチを何度も交わすうちに、ベンチで座る距離も詰まっていった。
帰り際、楽しかった、またやろうね、と口にしたのは相手のほう。
その場で次の予定まで決まったんだって。

勝負ごとが好きな相手なら、小さな賭けは最高の燃料になる。
賭けるのは、ご飯や飲み物一杯くらいで十分。
負けた側に、次は勝つ、という次回の口実が残るのもおいしいところ。
勝負に燃えないタイプなら、二人の合計スコアで目標を決めて挑むのもアリだよ。
敵同士から、同じチームへ。
空気がやわらかくなるのは、こっちのほうだったりするし。

服装はスカートより動ける服、靴下は忘れずに

服選びで失敗すると、投げるたびに気が散ってしまう。
投げるときは前かがみになって、片足を大きく踏み出す動きになる。
丈の短いスカートだと、後ろの視線が気になって投げるどころじゃなくない?
動きやすいパンツか、ひざ下まであるゆったりしたスカートなら安心。
貸し靴を履くので、靴下は必須です。
サンダルで出かける日は、バッグに一足しのばせておいて。

ネイルをしている人は、指穴に爪が引っかかって欠けることがある。
軽めで指穴の大きい球を選ぶだけで、ずいぶん気が楽になるよ。
髪が長いなら、投げるたびに顔にかからないよう、ひとつに束ねておくと楽。
汗ばんでも気にならない素材の服を選んでおくと、なおいい。
男性も、きれいめに寄せすぎるより腕を振りやすい服のほうが、投げる姿が様になる。
荷物は小さめにまとめておくのが正解。
レーン脇のベンチは狭くて、大きなバッグは置き場所に困るから。

2ゲームで切り上げて、続きはご飯の席で

ゲーム数は、2ゲーム前後でやめておくのが私のおすすめ。
みおのように投げ放題で何ゲームも重ねると、点差も疲れも積み上がっていく。
慣れていない人の腕は、想像より早く悲鳴を上げるもの。
まだ投げたいな、くらいで止めておくと、次の誘いの種になるでしょ?
夕方に投げ始めれば、レーンを出る頃にはちょうど夕飯どき。

そして、ボウリングのあとはご飯へ流れるのが鉄板。
ゆうかも、投げ終わったあとに軽く食事をしてから距離を縮めた。
レーンの上で生まれた笑い話が、そのまま最初の話題になってくれる。
あのスペア覚えてる?
最後の一投、惜しかったよね。
向かい合っても、話題探しで頭を抱えずに済むのがいいところだよね。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

体験ベースの恋活ナビ編集部です。
令和のリアルな出会い事情、デートまでの心理戦、別れ方まで、すべて体験ベースで本気で恋活・婚活したい人に届ける本音ラボ。

コメント

コメントする

目次