マッチングアプリで返信が早すぎる男の心理と疲れない返し方

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通知が三秒おきに鳴る夜

ピロン。
既読をつけて、画面を閉じる。
ピロン。
まだ一文字も打ってないんだが?
最初の頃は、この速さが好意の証だと思ってた。今は違う。スマホがバイブするたびに肩がびくっと上がる。仕事中も、飲み会の途中も、風呂上がりも。
返信が早すぎる男。嬉しくないってこと。

嬉しかったはずの速さが、重りに変わる瞬間

マッチした直後の即レスは、正直テンションが上がる。放置されるより百倍いいし。
問題は、こっちが少し遅れたとき。
返信が三時間空いた翌朝、忙しかったですか、大丈夫ですか、と追いメッセージが二通。悪気はないのに、催促されている感覚だけが残る。
編集部のリコは二十六歳。この状態を二週間続けて、アプリを開くこと自体が億劫になったと話していた。通知欄に赤い数字が並んでるのを見て、胃がすっと重くなったって。
好意の量が、そのまま圧になるパターン。恋愛でいちばん切ない事故だと思うわ。

怖いと感じた自分を責めなくていい

早く返してくれる人を負担に思うなんて、私が贅沢なのかも。
そう自分を責める人、めちゃくちゃ多い。でもね、これは冷たさじゃなくて防衛反応。
人は返信速度から相手の生活を読み取る。深夜二時に送ったメッセージに三十秒で返事が来たら、この人ずっとスマホ見てるのかなと考えるのが普通でしょ。相手の生活が見えないことが、そのまま不安になるの。
実際に会えば感じのいい人だった、という証言も何度も聞いた。それでもメッセージのテンポだけが浮いていて、距離感がおかしくなって自然消滅。もったいなさすぎ。

返信が早すぎる男は、だいたい三種類

スマホが手から離れないだけの人

純粋な癖。通知が光れば開く。開いたから返す。それだけ。
恋愛感情の濃さとほぼ無関係で、家族にも友人にも同じ速度で返している。この人たちに悪意はゼロ。
見分け方は簡単で、返信の中身が薄い。了解です、いいですね、そうなんですね。速いのに会話が進まないなら、たぶんこれ。

好意を速度でしか伝えられない人

これが一番多い。
会話を途切れさせたくない。返信が遅れて嫌われたくない。その一心で、通知が来るたび即座に打ち返す。
知り合いのカメラマンで、ソウタという三十歳の男性がいる。彼はまさにこれで失敗した。気になる女性とマッチして、来た瞬間に返す生活を四日続けたら、五日目にぷつっと既読が消えた。
友人に相談したら、即レスすぎると暇そうに見えるし追われてる感じがして引かれる、と言われたらしい。あのときは頭が真っ白になったって。
誠意のつもりが、余裕のなさに変換されて届く。切ないけど、そう見えるんだから仕方ない。

全員に即レスしている数打ちの人

言いにくいけど書く。同時進行で十人以上とやり取りしていて、全員に高速で返している人は実在する。
見抜く手がかりは質問の粒度。プロフィールを読んでいれば出てくるはずの固有名詞が一切出てこない。休日は何してますか、好きな食べ物は何ですか、と誰にでも送れる質問だけが並ぶ。
速いのに、こちらの話を一度も拾わない。この組み合わせだったら、期待しないほうが時間を守れる。

速さで好かれた人と、引かれた人の差

五分以内なのに重くなかった彼の一文

逆のケースもちゃんとある。
編集部の取材で聞いた話。二十八歳の女性が出会った男性は、返信がいつも五分以内だった。それなのに一度も苦しくならなかった。
理由は、文面に一行だけ添えられていたこと。
忙しいときは無理に返さなくて大丈夫です。
これだけ。たったこれだけで、速さの意味が変わる。
自分は早く返すけど、あなたはあなたのペースでいい。この宣言が入っているかどうかで、受け取る側の呼吸がまるで違うの。二人は数週間でデートに進んで、今も続いている。
速度が問題なんじゃない。こちらのペースを縛りに来るかどうかが問題なんだよ。

一時間空けたら、話しやすいと言われた

ソウタの後日談。
即レスをやめて、意識的に一時間以上あけて返すようにした。最初は不安で、そわそわしながら通知を眺めてたって。
結果、話しやすいと言われる回数が増えた。会う約束まで進む率も上がった。
待つ時間があるから、返ってきたときに嬉しくなる。当たり前のことなのに、好きだと見えなくなるんだよなぁ。

テンポがずれるのは、速さのせいじゃない

昼は無言、夜にまとめて来る人の事情

別のパターンもある。日中は一切返事がなくて、二十二時を過ぎた途端に五通まとめて届く人。
知り合いにも一人いた。会社員で、昼休みと帰りの電車でしかスマホを触れない環境。本人は早く返したいと思って、空いた瞬間に一気に打っていた。
なのに受け取る側からすると、無視と洪水を繰り返されているように見える。ざらっとした不信感だけが積もっていく。
本人の好意と、相手に届く印象が完全にすれ違ってる。地味に悲しいっしょ。

ずれを埋める一行を先に置く

これ、解決策は拍子抜けするほど単純。
仕事中はスマホを見られないので、夜にまとめて返します。
先にこう言っておくだけで、沈黙が不安に変わらない。速さを揃える必要なんてない。相手が自分の生活を予測できる状態にしておけばいいだけ。
即レスしすぎる側も同じ。ついすぐ返しちゃう性格なので、気にせず好きなときに返してください。この一行があるかないかで、印象が別人になる。

疲れずに速度を落とす手順

合わせるのをやめた日から呼吸が戻った

相手の即レスに合わせて、自分も速く返そうとする。優しい人ほどこれをやって、勝手に消耗する。
リコもそうだった。仕事中に集中が切れて、会議中もスマホが気になって、最終的にアプリを開くのが嫌になった。本末転倒じゃん。
彼女がやったのは、返信を数時間あける生活に戻すこと。相手に何も宣言せず、ただ自分のリズムを取り戻した。
一週間もすると、相手も自然と合わせてきた。人は相手のテンポに引っ張られる生き物だからね。
無理に合わせて続く関係より、素の速度で続く関係のほうが長持ちする。当然といえば当然。

正直に言ったら、あっさり謝られた

どうしても限界なら、伝えていい。言い方だけ気をつけて。
返信が早すぎて少し疲れます、と正直に送った女性がいる。送信ボタンを押す前、心臓がバクバクして指が冷たくなったって。嫌われる覚悟までしていた。
返ってきたのは、ごめんなさい、ついスマホを見てしまう性格でという謝罪だった。
そこからペースを合わせてくれるようになって、関係は落ち着いた。拍子抜けするくらい普通に着地したの。
責める言い方をしなければ、たいていの人は調整してくれる。伝えて壊れる関係なら、遅かれ早かれ同じところで壊れるし。

付き合ってからの即レスは希少価値を削る

好きだからすぐ返す、が依存に見える日

交際前にスピードが武器になることは確かにある。ただ、付き合った後に同じ速度を維持すると、別の意味を帯びてくる。
アプリで出会って正式に付き合い始めた二人がいた。彼は交際後も秒で返し続けた。彼女は最初こそ大事にされていると感じていたのに、だんだん余裕のなさを見るようになる。
好きだからすぐ返してしまう。彼はそう説明した。彼女には依存としか映らなかった。
そこから彼女のほうが連絡頻度を落として、温度が下がって、終わり。
返事が来るまでの空白が、相手を考える時間になる。空白を全部埋めた関係は、味が薄くなるのが早い。

速さより、こちらの生活を想像できるか

早すぎると余裕がないように見え、遅すぎると興味がないと思われる。この間で全員が揺れてる。
ただ、何十人分の話を並べて分かったのは、速度そのものを気にしていた人はほとんどいなかったということ。
覚えているのは中身のほう。前に話した仕事の山場を覚えててくれたとか、疲れてる日に無理しないでと書いてあったとか。
五分で返ってきた薄い一言より、三時間後に届いた自分の話への返事のほうが、ずっと嬉しい。
通知の速さで気持ちを測るのは、そろそろやめてもいいと思う。測るべきは、その人があなたの一日を想像しようとしているかどうかだけ。

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この記事を書いた人

体験ベースの恋活ナビ編集部です。
令和のリアルな出会い事情、デートまでの心理戦、別れ方まで、すべて体験ベースで本気で恋活・婚活したい人に届ける本音ラボ。

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